筑豊電鉄


九州電気軌道が黒崎から筑豊を経て福岡へ至る鉄道として計画し、
また博多湾鉄道汽船も北九州から福岡までの鉄道を計画、
これらの会社が合併して出来た西日本鉄道が戦後に免許を出願、
西鉄の完全子会社として1951年2月15日、筑豊電気鉄道が誕生した。

1956年3月21日、貞元(現・西熊)−筑豊中間間が開業し、
西鉄北九州線に乗り入れて黒崎までアクセスした。
1959年9月18日には筑豊直方まで延伸開業したが、
その先は山岳路線となりトンネルを掘る資金力がなかったため、
1971年に免許を失効した。
2000年11月26日に西鉄が北九州線を廃止され、
黒崎駅前−熊西間は鉄道に変更され西鉄が第三種鉄道事業者となり、
筑豊電気鉄道が第二種鉄道事業者として残った。

停留所

筑豊電鉄が敷設し所有する区間は熊西−筑豊直方間で、
黒崎駅前−熊西間は西鉄が北九州線という軌道区間に乗り入れていたが、
2000年11月26日に北九州線が廃止されると軌道法から鉄道事業法に変更され、
西日本鉄道が第三種鉄道事業者となり、
筑豊電気鉄道が第二種鉄道事業者となった。

筑豊電気鉄道線
黒崎駅前−西黒崎−熊西−萩原−穴生−森下−今池−永犬丸−三ヶ森−西山−通谷−東中間
−筑豊中間−希望ヶ丘高校前−筑豊香月−楠橋−新木屋瀬−木屋瀬−遠賀野−感田−筑豊直方


車両図鑑

2000形は3両連接の西鉄譲渡車である。2両連接車も譲渡されたが、全廃された。
3000形は新造車で2両連接の路面電車タイプである。

車両データ
形式名 編成数 車号 製造年 変遷・特徴
2000形 0編成 2001〜2007 1957年〜1967年 旧西鉄福岡市内線1000形を改造
3000形 9編成 3001〜3009 1988年〜1989年、
1995年〜1996年
新造車、一部機器を2000形2連接車から流用
5000形 4編成 5001〜5004 2014年〜2017年 完全新造車、3車体2台車固定編成

参考資料
 ※鉄道ファン 第45巻第5号(通巻529号)都市交通新世紀23 筑豊電気鉄道 服部重敬
 ※Wikipedia 筑豊電気鉄道 http://ja.wikipedia.org/wiki/



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