京阪大津線

京阪大津線は鉄道線である京阪線に対し、軌道法の適用を受けている、
京津線と石山坂本線を総称していう言い方である。

京津線は1906年3月19日に京津電気軌道が軌道施設を出願したのに始まる。
同じく京都市内に軌道施設出願をしていた京都電気鉄道と合流、
1925年2月1日に京阪電気鉄道と合併し、京阪京津線となる。
同年5月1日に全通した。

石山坂本線は国鉄大津(現・浜大津)−馬場(現・膳所)間を電化し、
1913年3月1日、大津電気軌道として開業させたのに始まる。
1927年1月27日には太湖汽船と合併し琵琶湖鉄道汽船となる。
1929年4月11日に京阪電気鉄道と合併し、石山線及び坂本線となる。
1956年1月10日に石山線と坂本線を統合、改称し石山坂本線とした。

停留所


京津線(けいしんせん)と石山坂本線を総称して大津線という。
浜大津で両線は接続しているが、乗り入れはしていない。
ただし回送のため800系が石山坂本線を走行することがある。

京津線
御陵−京阪山科−四宮−追分−大谷−上栄町−浜大津

石山坂本線(旧石山線区間)
石山寺−唐橋前−京阪石山−粟津−瓦ヶ浜−中ノ庄−膳所本町−錦−京阪膳所−石場−島ノ関−浜大津

石山坂本線(旧坂本線区間)
浜大津−三井寺−別所−皇子山−近江神宮前−南滋賀−滋賀里−穴太−松ノ馬場−坂本


車両図鑑

京津線専用車は4両編成の800形で、地下鉄乗り入れのための装置も兼ね備えている。
また京津線は供用区間も走りまた山岳路線でもあるため、それぞれに対応する機器を備えている。
石山坂本線用車両は既存車の車体流用車で、2両編成である。

車両データ

京津線用車両
形式名 両数 車号 製造年 変遷
800形 8編成 801-802〜815−816 1997年 新造車、4両編成

石山坂本線用車両
形式名 両数 車号 製造年 変遷
600形 10編成 601-602〜619-620 1984年 260形、300形車体流用車、2両編成
700形 5編成 701-702〜709-710 1980年 350形、500形車体流用車、2両編成

参考資料
 ※鉄道ファン 第44巻第23号(通巻524号)都市交通新世紀19 京阪電気鉄道大津線 服部重敬
 ※Wikipedia 京阪京津線、京阪石山坂本線 http://ja.wikipedia.org/wiki/
 ※石山寺ホームページ http://www.ishiyamadera.or.jp/



REI RINGONO lightrail
All rights reserved,
Copyright (C) Semisweet Apple Company and REI RINGONO 2008-2009