広島電鉄


広島電鉄は軌道線(市内線)19.0kmと鉄道線(宮島線)16.1kmがあり、
合計35.1kmは路面電車としては日本一の営業距離を誇る。

1910年6月に広島電気軌道として開業し、
現在の宇品線の一部などを開業させた。
1917年8月には広島瓦斯と合併、路線を延ばしていったが、
1942年4月に国の政策により、
広島瓦斯電軌の交通事業部門が分離独立し、
現在の広島電鉄の形となった。
世界初の原爆投下から3日後には一部で営業を開始し、
広島市民の足として戦後の復興にも大きな役割を果たした。

各地から転入した車両が走るバラエティーに富んだ路線である一方、
超低床車を多く導入し、
初の純国産となる5100系投入など、
バリアフリーにも積極的に取り組んでいる。


停留所

広島市内を走る軌道線(市内線)と西広島から宮島までを結ぶ鉄道線(専用線)がある。
市内線は9系統があり、宮島線も含めて駅番号が採用されている。

路線

本線(5.5km)
M1 広島駅−M2 猿喉橋町−M3 的場町−M4 稲荷町−M5 銀山町−
M6 胡町−M7 八丁堀−M8 立町−M9 紙屋町東−M9 紙屋町西−M10 原爆ドーム前−
M11 本川町−M12 十日市町−M13 土橋−M14 小網町−M15 天満町−
M16 観音町−M17 西観音町−M18 福島町−M19 広電西広島(己斐)

宇品線(5.7km)
U1 本通−U2 袋町−U3 中電前−U4 市役所前−U5 鷹野橋−
U6 日赤病院前−U7 広電本社前−U8 御幸橋−U9 皆実町六丁目−U10 広大附属学校前−
U11 県病院前−U12 宇品二丁目−U13 宇品三丁目−U14 宇品四丁目−U15 宇品五丁目−
U16 海岸通−U17 元宇品口−U18 広島港

江波線(2.6km)
E1 舟入町−E2 舟入本町−E3 舟入幸町−E4 舟入川口町−E5 舟入南町−E6 江波

白島線(1.2km)
W1八丁堀−W2女学院前−W3 縮景園前−W4 家庭裁判所前−W5 白島

皆実線(比治山線)(2.5km)
H3 的場町−H4 段原一丁目−H5 比治山下−H6 比治山橋−H7 南区役所前−
H8 皆実町二丁目−H9 皆実町六丁目

横川線(1.4km)
Y1 十日市町−Y2 寺町−Y3 別院前−Y4 横川一丁目−Y5 横川駅

宮島線(16.1km)
M19 広電西広島(己斐)−M20 東高須−M21 高須−M22 古江−M23 草津−
M24 草津南−M25 商工センター入口−M26 井口−M27 鈴峯女子大前−M28 広電五日市−
M29 佐伯区役所前−M30 楽々園−M31 山陽女子大前−M32 広電廿日市−
M33 廿日市市役所前(平良)−M34 宮内−M35 JA広島病院前−M36 地御前−
M37 阿品東−M38 広電阿品−競艇場前(臨時駅)−M39 広電宮島口


運行系統

1号線(宇品線) 広島駅−広島港(宇品) 27電停
2号線(宮島線) 広島駅−広電宮島口 20電停+20駅
3号線(己斐線) 広島港(宇品)−広電西広島(己斐) 29電停
5号線(比治山線) 広島駅−広島港(宇品) 18電停
6号線(江波線) 広島駅−江波 20電停
7号線(都心線) 広電本社前−横川駅 15電停
8号線(横川線) 江波−横川駅 12電停
9号線(白島線) 八丁堀−白島 5電停


車両図鑑

軌道線(市内線)専用の単車と宮島線直通可能の連接車両がある。


単車
形式名 両数 車号 製造年 変遷・特徴
100形 1両 101 1984年 旧157号車の機器流用の復元車
150形 1両 156 1925年  
200形 1両 238 1928年 旧ドイツ・ハノーバ市電238形
350形 3両 351〜353 1958年 旧850形
570形 1両 582 1960年 旧神戸500形
600形 1両 602 1958年 旧西鉄北九州500形
650形 3両 651〜653 1942年 被爆電車
700形 11両 701〜707、
711〜714
1982年、1983年、1985年  
750形 6両 761〜763、
768、769、772
1940年、1950年 旧大阪1651形、1801形
800形 14両 801〜814 1983年、1987年〜1997年  
900形 9両 904〜907、
910〜914
1957年 旧大阪2601形
1150形 1両 1156 1956年 旧神戸1150形
1900形 15両 1901〜1915 1957年 旧京都1900形

連接・連結車両
形式名 車種 編成数 車号 製造年 変遷・特徴
70形 3車体連接 1編成 76 1959年 旧ドイツ・ドルトムント車
1000形 3車体連接 16編成 1001〜1016 2013年〜2019年 愛称「GREEN MOVER LEX」など
2000形 連結車 4編成 2002-2003〜2008-2009 1960年〜1963年  
3000形 3車体連接 7編成 3002〜3008 1954年〜1964年 旧西鉄福岡1100形、1200形、1300形
3100形 3車体連接 3編成 3001〜3003 1961年、1964年 旧2500形、愛称「ぐりーんらいなー」
3500形 3車体連接 1編成 3501 1980年 愛称「ぐりーんらいなー」
3700形 3車体連接 5編成 3701〜3705 1984年〜1987年 愛称「ぐりーんらいなー」
3800形 3車体連接 9編成 3801〜3809 1987年〜1989年 愛称「ぐりーんらいなー」
3900形 3車体連接 8編成 3901〜3908 1990年〜1996年 愛称「ぐりーんらいなー」
3950形 3車体連接 6編成 3951〜3956 1997年、1998年 愛称「Green Liner」
5000形 5車体連接 12編成 5001〜5012 1999年〜2002年 愛称「GREEN MOVER」
5100形 5車体連接 10編成 5101〜5110 2004年〜2008年 愛称「Green mover max」
5200形 5車体連接 2編成 5201〜5202  2019年  愛称「Green mover APEX」 

参考資料
 ※鉄道ファン 第44巻第1号(通巻513号)都市交通新世紀10 広島電鉄-1 服部重敬
 ※鉄道ファン 第44巻第2号(通巻514号)都市交通新世紀10 広島電鉄-2 服部重敬
 ※鉄道ファン 第44巻第3号(通巻515号)都市交通新世紀10 広島電鉄-3 服部重敬
 ※Wikipedia 広島電鉄 http://ja.wikipedia.org/wiki/

 ※ひろでんアベニュー http://www.hiroden.co.jp/



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