阪堺電軌


阪堺電軌はその名の通り、大阪市と堺市を結ぶ軌道線で、
恵美須町−浜寺駅前間の阪堺線と天王寺駅前−住吉公園間の上町線がある。

上町線は1897年5月26日に設立された大阪馬車鉄道が敷設した。
1907年10月29日に浪速電車軌道と社名変更し、
1909年12月24日に南海鉄道に合併される。
阪堺線は1909年12月28日に設立された阪堺電軌軌道によって敷設された。
1915年6月21日に南海鉄道に合併される。
戦時中に南海鉄道が関西急行電鉄と合併して近畿日本鉄道となり、
戦後に独立して南海電気鉄道となる。
1980年7月7日に南海の完全子会社として阪堺電軌軌道が設立、
同年12月1日に阪堺線、上町線が分離譲渡される。
2016年1月31日に上町線り住吉から住吉公園の間が廃止された。

停留所

阪堺線と上町線は元々別の会社によって敷設されたため、
住吉で接続するが電停そのものは別の位置にある。
そのため住吉は2路線上下線で4つの電停が存在する。


阪堺線(大阪市内)
恵美須町−南霞町−今池−今船−松田町−北天下茶屋−聖天坂−天神ノ森
−東玉出−塚西−東粉浜−住吉−住吉鳥居前−細井川−安立町−我孫子道

阪堺線(堺市内)
−大和川−高須神社−綾ノ町−神明町−妙国寺前−花田口−大小路−宿院
−寺地町−御陵前−東湊−石津−船尾−浜寺駅前

上町線
天王寺駅前−阿倍野−松虫−東天下茶屋−北畠−姫松−帝塚山三丁目
−帝塚山四丁目−神ノ木−住吉


車両図鑑

すべて単車で連接車は所有していない。モ161形は現在日本最古の電車となっている。

車両データ

形式名 両数 車号 製造年 変遷
モ161形 10両 161〜168、170、172 1928年、1931年 新造車
モ351形 5両 351〜355 1962年、1963年 新造車
モ501形 5両 501〜505 1957年 新造車
モ601形 7両 601〜607 1996年〜1998年 新造車(一部モ121形派生品流用)
モ701形 11両 701〜711 1987年〜1995年 新造車

参考資料
 ※鉄道ファン 第44巻第7号(通巻519号)都市交通新世紀14 阪堺電気軌道 服部重敬
 ※鉄道ファン 第56巻第4号(通巻660号)阪堺電気軌道上町線 住吉−住吉公園間廃止
 ※Wikipedia 阪堺電気軌道 http://ja.wikipedia.org/wiki/
 ※ケイ様ブログ「彩」高須神社 http://xmarisx.blog84.fc2.com/blog-entry-134.html



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